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新卒採用ではすぐにもInstagramの運用に乗り出すべき理由――学生・人事へのアンケートから

コロナ禍になり、会社説明会やインターンシップなどもオンライン化されたことで、就活生は企業の仕事や雰囲気、務めている人に直接触れられなくなりました。就活生は、少しでも企業の本当の姿・状況を知ろうと、以前より熱心にSNS、とりわけInstagram上で情報収集を行っています。筆者は求人広告業界で10年間、1000社以上の採用コンサルティングを行ってきましたが、企業はこの事実に目を向け、採用手法を見直す時期にあると感じています。本稿ではそのきっかけづくりとして、就活生のInstagram利用実態と、企業の採用活動におけるInstagram利用の遅れについてお伝えします。

就活生はInstagram上で企業の情報を求めている

コロナ禍により、就職活動のスタイルはオフラインからオンラインへと変化しました。それにより、学生側は自宅からより多くの企業の説明会に参加したり、移動なしに面接を受けたりできるようになりました。

一方で、その弊害も明らかになってきました。オンラインだけでは会社の雰囲気をつかめず、内定の承諾先を決めきれないケースが増えているのです。

職場や実際に働いている人たちの雰囲気、実際の仕事内容は、就職先を決めるにあたり重要なポイントです。しかし、これまで主流だった新卒ナビサイトや各社の新卒採用ページは1年~数年に1回の更新のため、雰囲気や仕事内容をリアルタイムに知ることができません。

そこで学生は、SNSも駆使して企業の情報収集を行っています。特に、他のSNSと比べ、視覚的に多くの情報を伝えられるInstagramは、中の人の声がリアルに届くことから、学生にとって貴重な情報源になっているのかもしれません。

そうした学生の実態を知るべく、筆者が勤務するリソースクリエイションでは、「コロナ禍におけるSNSに関しての就職活動の実態調査(2021年)」として、就活中の学生202名に対し、2021年6月9日〜7月21日にアンケートを実施しました。

1. 就活生の9割が、応募を検討している企業のInstagramアカウントがあれば見ると回答

「応募を検討している企業のInstagramアカウントがあれば見ますか」という質問に対し、89.1%が「はい」と答えました。多くの学生が就職活動でInstagramの企業アカウントがあれば見ることがうかがえます。

学生アンケート「1. 応募を検討している企業のInstagramアカウントがあれば見ますか」

2.就活生の74.8%が、興味のある企業があればInstagram(その他SNS)で社名を検索すると回答

「興味のある企業があればInstagram(その他SNS)で社名を検索しますか」という質問に対しては、74.8%の学生が「はい」と回答しました。就職活動をする際に、Instagram(あるいはその他のSNS)で情報収集を行う学生が多数派だと分かります。

学生アンケート「2. 興味のある企業があればInstagram(その他SNS)で社名を検索しますか」

3. 就活生の約9割が、企業のInstagramアカウントが応募に影響するという結果に

 「気になる企業のInstagramアカウントを見つけた場合、それを見て応募をどうするか決めますか。」という質問に対しては、「決める」が49.3%で最多の回答となりました。また、「決めない」を除く87.2%の学生にとって、Instagramの企業アカウントが応募に何らかの影響を及ぼすといえます。

学生アンケート「3. 気になる企業のInstagramアカウントを見つけた場合、それを見て応募をどうするか決めますか」

内定承諾率を高めるためにInstagramで情報発信を

アンケートの結果から、学生は新卒ナビサイトだけを見て企業を判断していないことが明らかになりました。企業が新卒ナビサイトで打ち出している、給与や仕事内容などのハード面以外の情報をInstagramに求めているのです。

そもそも、ネットを使える環境下で生まれ育ち、まさにデジタルネイティブといえる今の20歳前後の方は、SEO対策などの人の手が加わった検索結果ではなく、SNSを用いてリアルでタイムリーな情報を収集する傾向があります。その層が日常的にチェックしているInstagramで、企業が自社について発信することは、学生に親近感を持ってもらう上で非常に重要です。

具体的にはInstagramを通じて、入社前から、誰とどんな働き方ができるかといった「働くイメージ」を伝えるようにします。会社で働いたことのない新卒の学生は、就職先の情報が不足していると、不安になるからです。その不安を解消するように、オフィスの様子や社員の顔をInstagram上で積極的に発信することで、内定承諾率を上げることが可能です。

企業の人事アンケート調査

就活生のアンケート結果から、Instagramの企業アカウントは就職活動をする上で、重要な情報源になることが分かりました。一方、企業側にとっても、Instagramで自社の魅力を発信することには多岐にわたるメリットがあります。例えば、応募前から写真や動画で自社の雰囲気をリアルに伝えることには、就活生の応募・入社の意欲を高めるだけでなく、入社後のミスマッチを防ぐ効果があるのではないでしょうか。

このように就活生だけでなく企業にもメリットのあるInstagramを、企業はどの程度活用しているか実態をつかむべく、リソースクリエイションでは、「コロナ禍におけるSNSに関しての採用活動の実態調査(2021年)」も2021年5月26日〜8月20日に実施し、企業の人事107名より回答いただきました。

1. 人事の68.3%が、採用に関してInstagramを使用するべきだと感じている

「採用に関してInstagramを使用するべきだと思いますか」という質問に対しては、「そう思う」と「大変そう思う」の回答をした人が68.3%いることから、企業が採用においてInstagramの重要性を感じていることがうかがえます。

人事アンケート「1. 採用に関してInstagramを使用するべきだと思いますか」

2. 企業の70.1%が、Instagramを運用していない

「貴社のInstagramアカウントの運用状況について教えてください」という質問に対して、「アカウントを作成していない」と回答した人が58.9%で、「アカウントは作成したが運用していない」が11.2%という結果になりました。Instagramアカウントを運用できていない企業が70.1%あり、実際にアカウントを運用できている企業は少数派であることが分かります。

人事アンケート「2. 貴社のInstagramアカウントの運用状況について教えてください」

なお、「アカウントを運用していない理由」については、次のような回答がありました。

このように、Instagramを活用したほうがよいことは理解しているものの、効果の可視化や測定が難しいこともあり、工数をかけられないという企業が多数派のようです。いずれにせよ、学生のInstagramで情報を得ようという行動に、企業側が対応できていないというのが現実です。

Instagram活用で新卒応募数が1800名と6倍に

10年間求人広告業界に携わってきた筆者にとっても、これほどの学生が就職活動でInstagramを利用しているという事実は衝撃的でした。新卒ナビサイトに求人票を出しているだけでは、もはや思うような採用は難しいと言わざるを得ません。
そこでリソースクリエイションでは、2020年より採用に振り切ったInstagramの運用をスタートさせました。社内の様子をInstagramで打ち出してみたところ、新卒採用のエントリー数は2年間で300名から1800名へ、6倍も増加しました。
Instagramで社内の様子を発信している企業は、人事アンケートの結果を見る限り、まだ多くありません。他社に先駆けてInstagramの運用に取り組み、新卒採用を優位に進めてみませんか。

本件に関するお問い合わせ

株式会社リソースクリエイション
広報担当:西川
電話番号:0120-560-562
メールアドレス:sns@rc-group.co.jp

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