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なぜ“オヤオシ”が増えたのか?就活市場を変える親の存在感

更新日:2026.01.13

現代の就職活動において、親の存在感がかつてなく高まっています。内定の意思決定に親の意見を確認する「オヤカク」から一歩進み、親が積極的に企業を評価し、子どもに推薦する「オヤオシ」という言葉が生まれました。この背景には、売り手市場による人材獲得競争の激化や、変化する親子関係があります。

本記事では、就活における親の関与が強まる理由やその具体例、企業側が直面する課題と新たな採用アプローチについて多角的に解説します。

就活のトレンドは「オヤカク」から「オヤオシ」へ

かつての就職活動では、企業が内定を出した学生に対し「親の同意は得られていますか」と確認する「オヤカク」が一般的でした。これは主に、親の反対による内定辞退を防ぐための防衛的な措置でした。

しかし近年、その関係性はより積極的なものへと変化し、親が子どもの就職先を吟味し、推薦する「オヤオシ」という新たなトレンドが生まれています。この変化は、親が単なる保証人ではなく、子どものキャリア選択における重要なアドバイザー、あるいは推薦者としての役割を担うようになったことを示しています。

企業側もこの動きを無視できず、採用活動において親へのアプローチを重要視するようになっています。

なぜ学生は「オヤオシ」を求めるのか?背景にある就活生の心理

学生が親の後押しである「オヤオシ」を求める背景には、いくつかの心理的要因が存在します。

まず、インターネット上に情報が氾濫する現代の就職活動において、どの情報を信じれば良いか分からず、不安を感じる学生が少なくありません。その中で、最も身近で信頼できる大人である親の意見を参考にしたいと考えるのは自然なことです。

また、現代の親子関係は以前よりも友好的な傾向が強く、親を人生の先輩として尊敬し、その経験に基づいたアドバイスを素直に受け入れる学生が増えています。自身の選択に自信を持つため、最終的な意思決定の拠り所として、親からの「お墨付き」が心理的な安心材料となっています。

親子二人三脚での就活が当たり前に?オヤオシの具体例

「オヤオシ」が浸透する中で、親子が一体となって就職活動に臨むケースは珍しくなくなりました。具体的には、親が自らの人脈や社会人経験を活かし、業界研究や企業選びについて具体的な助言をする例が挙げられます。

また、エントリーシートの添削や面接練習に付き合うだけでなく、企業が開催する親向けの説明会に子どもと一緒に参加し、積極的に情報収集を行う保護者もいます。一部では、子どもに代わってプレエントリーを行ったり、OB・OG訪問のセッティングを手伝ったりするケースも見られます。

このように、親の関与は精神的なサポートにとどまらず、就職活動の実務的な側面にも及んでいます。

「オヤオシ」が注目される背景にある企業側の課題

企業側で「オヤオシ」が注目される背景には、深刻な人材確保の課題があります。特に売り手市場が続く昨今、学生からの内定辞退は企業にとって大きな痛手です。その辞退理由の一つに「親の反対」が挙げられることが少なくなく、学生本人の意思だけでなく、その保護者の納得感を得ることの重要性が増しています。

特に、BtoB企業や中小企業など、一般の生活者にとっての知名度が低い企業は、親世代に事業内容や安定性が理解されにくく、不安を抱かれがちです。労働環境に関するネガティブな情報に親が敏感に反応するケースもあり、企業は学生だけでなく親の不安を払拭する必要に迫られています。

企業も無視できない親の存在 採用活動における新たなアプローチとは

学生の意思決定における親の影響力を踏まえ、多くの企業が採用活動に新たなアプローチを取り入れています。具体的には、保護者を対象とした会社説明会をオンラインや対面で開催し、事業内容や福利厚生、人材育成の方針などを直接伝える機会を設けています。

また、親向けのパンフレットを作成したり、ウェブサイトに専用ページを設けたりして、働く環境の透明性をアピールする動きも活発化しています。内定式や懇親会に親を招待し、社員と交流する場を提供することで、入社後のイメージを具体的に伝え、安心感を醸成する取り組みも見られます。

これらの施策は、親の不安を解消し、企業への理解を深めてもらうことを目的としています。

まとめ

オヤオシという現象は、現代の就職活動における親子関係の変化と、企業の採用戦略が交差する点で生まれています。学生にとっては、親のサポートが情報過多の就活を進める上での安心材料となり、企業にとっては、内定辞退を防ぎ、優秀な人材を確保するための重要な鍵となります。

このトレンドは、学生の主体性を尊重しつつ、親子、そして企業がより良いコミュニケーションを築く必要性を示唆しています。今後の採用市場において、親への効果的なアプローチは、企業の持続的な成長を左右する要素の一つとなる可能性があります。

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